最終更新: 2020年11月10日
幼稚園のこどもに「顔」を描いていただくと、最近なぜかみなさん、顔の真ん中にオレンジのにんじんのような三角を「鼻」として描かれます。
そういった「同じ表現現象」は様々な場面で見受けられ、私はそれはきっとどこかで大人から学んできた「パターン」の再現だと感じています。
そういった「再現」をさせるのであれば、どうせなら名画でも、と思い立ち、富嶽三十六景チャレンジの課題をつくってみました。
「この波、どんな感じ?」と問いかけると、
「ザパーンってこんなかんじ!」とアトリエの中を波になりきって動くこどもたち。
見事な模写が三点完成しました。
幼稚園の年長さんの底力ですね。
こんな観察眼を持つこどもたちに、あまり安易な「鼻」を大人がすり込まないでいただきたいなと思う今日この頃です。
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